筋肉増強をサポートする成分 HMB
身体を鍛えたい人のための成分だと思っている人が多いでしょう。

実は、高齢者・中高年こそ積極的に摂取してほしい成分だったのです!!

HMBが高齢者に必要な成分??

年齢とともに運動能力や運動量が低下していきます。すると、筋肉も衰えていって転倒しやすくなり、ケガが原因で寝たきりになってしまう可能性もあります。

中高年・高齢者は筋力低下しやすくなると同時に、筋肉もつきにくくなっていきます。

そこで注目されたのがHMBです!
HMBは筋肉の合成を促進し分解を抑制してくれます!

高齢者の筋力低下防止の研究にもHMBは用いられていて、高齢者の筋力低下の予防や改善に有効ということが分かってきているのです。

また、厚生労働省が作成したデータにも、HMBによる高齢者の筋肉増加についての有効性が取り上げられていて、HMBの効果がきちんと示されているのです!

筋肉減少症「サルコペニア」とは??

加齢によって筋肉量が減少することを「サルコペニア」といいます。

加齢によって運動器が衰えていくことで、立つ・歩くという動作が困難になるロコモ(ロコモティブシンドローム)の原因の1つがサルコペニアなんです。

加齢や運動・栄養不足によって筋肉量が減少していきます。筋肉量が減少→関節への負担が増え→関節が炎症を起こす→痛みがあるので運動を控える→運動量が低下→筋肉量が減少→を繰り返し、ふらつきや転倒→骨折→要介護・寝たきり状態へとなってしまう可能性があるのです。

HMBがサルコペニア対策に有効!?

サルコペニアにならないために、筋肉を維持するためにも栄養摂取と適度な運動が重要です。

筋肉を維持するために必要な栄養素といえば、たんぱく質です!!

HMBはたんぱく質から生まれる必須アミノ酸ロイシンの代謝物。
ロイシンから体内でHMB1gを生合成させるには、ロイシンが48g必要になります。

たんぱく質に含まれる20種類のうちの3種類が必須アミノ酸BCAA
BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)の/1/20がロイシン。ロイシンの5%がHMBなので、プロテインや食事からたんぱく質を摂取してもHMBとして摂取できる量はほんのわずかなんです。

HMBの1日あたりの推奨摂取量は1.5gから3g。

たんぱく質として摂取するよりも、HMBを直接摂取するほうが効果的なんです!!

もちろん、HMBを摂取するだけで、筋力の低下を抑える事ができません。
しかし高齢者の場合、日常的な生活動作に少し負荷を加えることで十分な筋トレになり、筋力を維持するのに役立ち、サルコペニア対策にも有効と言われているのです。

サルコペニアの原因は低栄養?

高齢者は、加齢に伴う変化や生活環境などによって「低栄養状態」つまり栄養失調に陥りやすいんだそうです。
今の時代の日本で栄養失調!?そんなこと無いだろう。と思う人が多いでしょう。
しかし、現実問題70歳以上の5人に1人が低栄養傾向にあることが厚生労働省の調べでも分かってきているのです。

高齢者の低栄養は、筋肉量が減少しサルコペニアを発症する要因にもなり、要介護・死亡経もつながる重大なリスクとなります。

低栄養状態とは??

低栄養状態とは、エネルギーとたんぱく質が不足している状態のことをいいます。

急激な体重減少はなくても、たんぱく質が不足していたり、筋肉や脂肪の減少によって体重が減少している、もしくはその両方が見られる時に、低栄養と判断されます。

低栄養を判断するための指標となるのが、体重の変化・BMI・そして血清アルブミン値です。

体重の減少
1ヶ月から6ヶ月以内に3%以上、もしくは2㎏から3㎏の体重減少が見られる場合は注意が必要。


BMI
BMIの値が18.5㎏/㎡以下の場合は注意が必要。

BMI値の算出方法
体重(㎏)÷身長(m)×身長(m)=BMI値


血清アルブミン値
アルブミンはたんぱく質の一種で、筋肉や血管、免疫細胞などに必要不可欠な成分。
食事として摂取したたんぱく質がアミノ酸に分解され、肝臓でアミノ酸をもとにアルブミンが作られます。

加齢によって、アルブミンを作る能力が衰えていくことと、肉などのたんぱく質を多く含むものの摂取が減ることで、アルブミンの減少が加速していきます。
血清アルブミン値が3.8g/dl未満は注意が必要です。

高齢者が低栄養になる主な原因

高齢夫婦・独居世帯
高齢者だけの世帯の食事は、毎食作るのが大変、簡単に済ませてしまう、お肉や魚が高いという経済的な理由から、ご飯と味噌汁、菓子パンや麺類など単品メニューで済ませてしまうことが多く、たんぱく質を控えがち。

特にコレステロールが上がるから。という理由もあり、魚や大豆製品と比べると敬遠される傾向にあります。


口腔機能の低下
噛むことや飲み込むことが苦手になり、肉などよく咀嚼する必要のあるものより、柔らかく飲み込みやすい食事中心になってしまい、炭水化物やたんぱく質が不足しがちになります。


味覚・嗅覚の低下
味覚や嗅覚の低下によって、食欲がわかなくなり食事量自体が減ってしまう。

その他にも、腸の蠕動運動が弱くなり便秘がちになり空腹感を感じなくなったりと様々な要因があるのです。

プロテインと併用すると更に効果UP↑↑

高齢者は、炭水化物とたんぱく質が圧倒的に足りていない傾向にあり、特にたんぱく質が不足すると筋力の低下や血管、免疫機能にも影響してしまいます。

効率よくたんぱく質を補給することができるのが栄養補助食品のプロテインです。

プロテインは、粉状で液体に溶かして飲むので、咀嚼する必要もなく摂取しやすい形状です。

プロテインにはホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインなどがありますが、高齢者の場合、動物性たんぱく質を補いたいのでホエイプロテインがおすすめです。

ホエイプロテインは乳清から作られたプロテイン。
筋肉の合成に役立つアミノ酸 BCAAが豊富で、体内への吸収がすばやく行われます。

たんぱく質+BCAAを含む必須アミノ酸(特にロイシン)の摂取はサルコペニア対策に有効で、継続的に摂取することで筋肉量や筋力がUPすることが確認されています。

ロイシンの代謝物質であるHMBとプロテインを併用して摂取することで、たんぱく質を補給しつつロイシンを効果的に摂ることできるため、高齢者の筋力減少に有効だとされているのです!!

高齢者がHMBを摂取する時の注意点

HMBはもともとはたんぱく質なので、摂取する際に併用してはいけないものは基本的にはありません。

しかし、高齢になると何かしらの持病で薬を服用している場合も多いので、飲み併せには注意が必要です。
*医師と相談して摂取することをおすすめします。

HMBサプリを摂取する場合は、アレルギーにも注意が必要です。

多くのHMBサプリにはシュニリンPF(シナモン樹脂抽出液)、バイオペリン(黒胡椒抽出分)、トンカットアリ(マレーシア人参)、大豆抽出物などの成分が含まれていることがあります。

これら以外にも、摂取する際には成分表示を確認し、アレルゲンとなる成分が含まれていないかを確認することが必須です。

まとめ

HMBが高齢者の筋力低下を防止する成分である!というのは、多くの研究結果、厚生労働省の報告にもあることで証明されています。

筋力が低下し寝たきりにならないためにも、栄養バランスのよい食事、適度な運動にHMBをプラスしていくことで、予防・改善ができるそうです。

まだまだHMBの認知度は低いので、本当にだいじょうぶなのか??という不安もある人が多いです。

HMBはたんぱく質から生まれるアミノ酸BCAAの1つロイシンの代謝物質。
要するにたんぱく質に含まれている成分なので、安心して摂取できる成分です!