引き締まった体を手に入れるためにジムに通ったり、家で自主的に筋トレを行ったりしている人もいるでしょう。しかし「筋トレ」といっても鍛える部位や方法はさまざまです。そして続けなくては意味がないもの。
そこで、「どんな筋トレなら続けてみたいか」というアンケートをとってみました。また、鍛えたい部位は男女により違うこともあります。男女でどんな違いがあるのかもみていきましょう。
もくじ
男性が鍛えたいのは腹筋!その理由とは?
男性で一番多かった回答は「腹筋」で、次いで「スクワット」「ダンベルトレーニング」「腕立て」という順でした。なぜ腹筋を鍛えたいと思う人が多いのでしょうか。その理由をほかの回答理由と比べながら検証してみましょう。
- ・腹の出っ張りをなくすためにも、おなか周りのぜい肉を落としたい。(40代/男性/正社員/独身)
- ・腹筋は身体全体を鍛えて、バランスを整えることにつながると思うから。(30代/男性/個人事業主/独身)
- ・自宅で継続的に器具を使わずにやれて、効果が見えるので腹筋ですね!(50代/男性/個人事業主/既婚)
- ・腕力が欲しいというのと、気軽にどこでもできるから。筋力が上がれば色々な場面で役に立つ。(20代/男性/パート・アルバイト/独身)
- ・ダンベルならスペースがあまりなくても使えるので継続してやれそうだから。(20代/男性/正社員/独身)
- ・足腰は普段の生活でも基盤となるので鍛えておいて損はないと思う。(20代/男性/無職/独身)
腹筋が一番人気なのは、やはりお腹のでっぱりを気にする人が多いからのようです。また、腹筋を鍛えることにより全体のバランスを整えようとする傾向にあります。たしかに、腹筋は体の芯となる部分。鍛えておけばスッキリとしながらもたくましい体幹を得ることができるでしょう。
一方、鍛える部分は異なりますが、続くスクワットやダンベル、腕立て伏せには腹筋と似たような理由が挙げられていました。それは場所をとらないという点です。このように、男性は体の中心となる部分をしっかりと鍛え、なるべく場所をとらない筋トレを好む傾向が見られます。
(参考:男性必見!女性が一番魅力を感じる男性の筋肉はどの部分?)
弱いからこそ鍛えたい、筋トレは続けることが大切!
一方で、少数派の回答には「懸垂」や「ベンチプレス」がありました。腹筋などと違って道具と場所が必要となるこれらの筋トレにはどのような魅力があるのでしょうか。理由をみてみましょう。
- ・懸垂やっていて長続きしなかったから今度は、懸垂を長くやりたいです(10代/男性/学生/独身)
- ・ベンチプレスはやってるとはまってしまう中毒性があるので、継続的にやるにはおすすめだからです。(30代/男性/正社員/独身)
- ・ベンチプレスが一番ですね。分厚い胸板はとても格好良いと思います。肩を痛めやすいので、じっくりとトレーニングする必要もあるので、継続的にやってみたいです。(40代/男性/パート・アルバイト/既婚)
まず、あまりできない筋トレだからこそ、その部分を鍛えたいという意見や、ベンチプレスにはまればクセになるという声が挙がっています。鍛えないといけない部分の訓練をするのが筋トレですから、もっともな回答といえるでしょう。
また、どちらも肩への負担がかかるからこそじっくりとトレーニングして継続していきたいという思いが見受けられます。筋トレは継続することが大切ですから、道具をそろえたり、トレーニングできる場に通ったりしてモチベーションを高めるのもいいかもしれませんね。
スッキリお腹は女性にも人気!
では、女性に人気の筋トレは何なのでしょうか。アンケートの結果、男性と同様に「腹筋」が最も多い回答となりました。次いで「スクワット」「ダンベル」という順になっています。
やはり理由も男性と似たものなのでしょうか。具体的にみてみましょう。
- ・お腹周りが気になり、腹筋なら家ですぐできるので継続的に続けたいです。(30代/女性/専業主婦/既婚)
- ・腹筋は筋肉がつきやすくて成果が見やすいし、続けていれば苦なものではないから。(20代/女性/学生/独身)
- ・お腹が出産してから、プヨプヨ化しているので、何とかしたいので、継続して引き締め続けたいです。(40代/女性/専業主婦/既婚)
- ・健康のために一番必要なのは足腰の筋肉だと聞いたことがあるので。(30代/女性/個人事業主/独身)
- ・実際に毎日やっているから。家でテレビ見ながら簡単に出来るので無理なく続けられる。(40代/女性/パート・アルバイト/独身)
このように、腹筋と回答した女性もお腹まわりが気になるようです。
(参考:「女性の割れた腹筋をどう思う?」筋トレ女子に対する世間の反応とは?)
また、出産後の体形を戻したいという理由は女性特有といえるでしょう。
腹筋をはじめとして多数派の「スクワット」「ダンベル」も、男性の場合と同様に手軽にできるのも理由のひとつとして挙がっていましたが、女性の場合は「ながら運動ができるから」といった理由が目立ちます。
やはり家事などの仕事をしながらできるという一石二鳥さが女性に人気の理由なのかもしれませんね。
女性は腕を鍛えるというより、全身運動を期待?
一方で、少数派の意見としては「腕立て」「懸垂」「ベンチプレス」があります。男性と比べて、腕立てが少数派となっているのが特徴的です。さて、これらの筋トレを支持する理由は何なのでしょうか。
- ・私は肩こりがひどいです。腕の筋肉がつくと肩こりも和らぐと聞いたので、継続的にやるのなら腕立てを選びます。(20代/女性/学生/独身)
- ・かっこよく見えるので継続的に人の見えるところでやってもよいものだと思う。(20代/女性/パート・アルバイト/独身)
- ・器具を利用したトレーニングに、ちょっと憧れているので。継続的にやってみたい、と思っています。(50代/女性/専業主婦/既婚)
- ・懸垂なら背筋が伸びて背骨に良さそう。自分の家ではぶら下がれる場所が無いので、やってみたいです。(40代/女性/専業主婦/既婚)
腕立てに関しては、男性が「太い腕」を目指して筋トレするのに対して、女性は肩こり軽減のために肩の筋肉をつけようと考える人が見受けられました。懸垂も、女性の場合は腕の筋力を鍛えるためというよりも、その運動によって腕から背中にかけての筋肉を動かそうとする意識があるようです。
ベンチプレスに関しては、やはり家ではできないからこそ、人目を気にして継続的にトレーニングできるよう心がけたいという気持ちが見受けられます。このように、少数派の意見は男女で目的に関して違いがあるようです。
共通項はお腹まわり!メタボ対策にもお手軽な腹筋はいかが?
男女別のアンケートの結果、最も人気が高かった筋トレは腹筋ということがわかりました。手軽にできる点や、加齢とともにお腹まわりが気になるというのが男女ともに共通しています。
一方で、道具が場所が必要な懸垂やベンチプレスは男女ともに少数派ではあるものの、特定の部位を鍛えたいと思う男性と、体の不調を解消するために鍛えたいと思う女性というように、動機が異なることが判明しました。
器具を使わない手軽な筋トレが好まれる傾向にあるとはいえ、どの部位を意識しているかに少しずつ差があるのは興味深いですね。
いずれにせよ、筋トレは続けることで効果が見えてくるものです。目標を定めて、無理なく続けることで理想の体形を手にいれましょう。